年末調整は、毎月の給料などからの源泉徴収された税額と、本来1年間に納めるべき税額の過不足を精算する手続きです。 今月ぐらいより、保険会社より控除証明書などが送付されてきます。必要書類を早めに社員に渡し、早めの年末調整の準備をすすめましょう。
ポイント@ 年末調整の対象となる人、ならない人の選別をしましょう。
・扶養控除申告書を提出しており、1年を通じて勤務している、または年の途中で就職し、年末まで勤務している。 ・本年の給与総額が2,000万円以下(超の方は確定申告必要)
ポイントA 必要書類を早めに社員に渡し、提出期限も早めに設定。
・途中入社の場合、前職の源泉徴収票が必要になりますので、その準備を依頼する。
・出産や子供の就職など、扶養家族の異動がないか再確認。 ・家族の今年の所得金額を確認してもらう
ポイントB 確定申告が必要な控除については、その旨を社員へ説明する
・医療費控除 ・住宅ローン控除 ・災害や盗難などの雑損控除 ・ふるさと納税など寄附したとき
ポイントC 今年度の改正点にも注意
長寿医療制度では、一定の要件を満たすと、生計を一にする本人以外の世帯主等からの口座振替が10月から可能になっています。支払った社員は、「保険料控除申告書」の「社会保険料控除」の欄に記入します。今年からなのでお忘れなく! なお、長寿医療制度の保険料は、特に証明書等の添付は必要ありません。
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