財務省:法人企業統計調査結果(令和元年度)を公表 − 経常利益が前年度比14.9%減 −
財務省は、「法人企業統計調査結果(令和元年度)」を本日公表しましたので紹介します。 これによりますと、令和元年度における法人企業(金融業、保険業を除きます。)の売上高に ついては、製造業、非製造業ともに減収となり、経常利益についても、製造業、非製造業ともに 減益になり、また、設備投資については、製造業、非製造業ともに減少となっています。 なお、詳細については「財務省ホームページ(新着情報→財務総研)」をご参照ください。 1.収益の状況 (1) 売上高(金融業、保険業を除きます。) 売上高は1,481兆8,986億円で、対前年度増加率(以下「増加率」という)は▲3.5%となり ます。 業種別にみると、製造業では、業務用機械が微増(0.4%)となったものの、これ以外の業 種は減収となったことから、製造業全体では▲3.8%となっています。 一方、非製造業では、物品賃貸業、情報通信業、電気業が増収となったものの、これ以外の 業種で減収となったことから、非製造業全体では▲3.3%となっています。 資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層は▲4.3%、1億円〜10億円の階層は ▲2.5%、1,000万円〜1億円の階層は▲2.8%、1,000万円未満の階層は▲4.2%となっています。
(2) 経常利益(金融業、保険業を除きます。) 経常利益は71兆4,385億円で、増加率は▲14.9%となっています。 業種別にみると、製造業では、業務用機械は増益となったものの、これ以外が減益となった ことから、製造業全体では▲17.0%となっています。 一方、非製造業では、電気業は増益となったものの、これ以外が減益となったことから、非 製造業全体では▲13.8%となっています。 資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層は▲13.6%、1億円〜10億円の階層は ▲15.6%、1,000万円〜1億円の階層は▲16.0%、1,000万円未満の階層は▲24.0%となってい ます。 |
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