国税庁から、このたび、平成22年分の相続税の申告状況の発表がありました。
平成22年分の相続税の申告状況は、被相続人数は前年より増加(前年比104.8%)し、 相続税が課税された被相続人数も増加(前年比107.1%)しています。 また、課税価格(前年比103.4%)及び申告税額(前年比101.2%)もやや増加しています。 なお、相続税の申告状況の具体的内容は、次のとおりです。 1.課税対象となった被相続人数 平成22年中(平成22年1月1日〜平成22年12月31日)の、相続税の課税対象となった被相続人数は49,733人(前年46,438人)と増加しましたが、課税割合は4.2%(前年4.1%)とほぼ同水準となっています。 2.課税価格・税額の推移 課税価格は、10兆4,470億円(前年10兆1,072億円)で、相続税額は、1兆1,754億円(前年1兆1,618億円)と、いずれも前年分を若干上回っておりますが、これを一人当たりでみると、課税価格は2億1,006万円(前年2億1,765万円)で、相続税額では2,363万円(前年2,502万円)と、いずれも減少傾向がみられます。 3.相続財産の種類別構成比 相続財産の金額の構成比は、土地48.4%(前年49.7%)、現金・預貯金等23.3%(前年22.3%)、有価証券12.1%(前年12.0%)であり、現金・預貯金等の割合は増加傾向を示していますが、相変わらず土地がほぼ半分を占めています。
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